4 Stance Theory

あなたはどのタイプ?
4スタンス理論で
自分の体の使い方を知ろう

乗馬セミナー参加者のための基礎ガイド

SCROLL
01
SECTION 01

4スタンス理論とは?

「走り方」「モノの持ち方」「立ち方」──同じ動作でも、人によってやりやすい方法がまるで違う。そう感じたことはありませんか?

4スタンス理論は、レッシュ・マスタートレーナーの廣戸聡一(ひろと・そういち)氏が開発した身体理論です。人間の体の使い方には生まれつきの「タイプ」があり、大きく4つに分類できる、という考え方です。

「正しい姿勢」「正しいフォーム」は万人共通ではなく、自分のタイプに合った動き方がある、というのがこの理論の核心です。

この理論は、プロ野球・プロゴルフ・オリンピック強化スタッフなど、トップアスリートの指導にも活用されています。

服部 章和はっとり あきかず

こもと接骨院 院長

柔道整復師 NSCA認定S&Cスペシャリスト 4スタンスマスター級トレーナー JOC強化スタッフ (2010) JGTOアドバイザー (2013)
02
SECTION 02

4つのタイプ
A1 / A2 / B1 / B2

タイプは2つの軸の組み合わせで決まります。

A / B:重心がつま先側(A)かかかと側(B)か

1 / 2:重心が内側(1)か外側(2)か

内側 1 / 2 外側
A つま先
B かかと
A1
つま先 × 内側
CROSS
A2
つま先 × 外側
PARALLEL
B1
かかと × 内側
PARALLEL
B2
かかと × 外側
CROSS

このタイプは生まれつき決まっているもので、トレーニングで変わることはありません。
「良い・悪い」もなく、ただ「違う」だけです。

03
SECTION 03

A / B タイプの違い

TYPE A

Aタイプ(つま先重心)

重心の位置

足の前側(つま先寄り)

モノの握り方

指先でつまむように握る

動きの起点

みぞおちから始動しやすい

全身の動き

伸びるように動く

日常の例

ペットボトルを指でつまんで持つ

TYPE B

Bタイプ(かかと重心)

重心の位置

足の後ろ側(かかと寄り)

モノの握り方

手のひら全体で包むように握る

動きの起点

首の付け根から始動しやすい

全身の動き

縮むように動く

日常の例

ペットボトルを手のひらで包んで持つ

ペンを持つとき、指先でつまむ感じがしっくりくるならAタイプ、手のひら全体でぎゅっと握る方が安定するならBタイプの可能性があります。

04
SECTION 04

1 / 2 タイプの違い

TYPE 1

1タイプ(内側重心)

重心の位置

体の内側(正中線寄り)

手足の基点

人差し指側がリード

足の感覚

内くるぶし側に安定感

骨盤の傾き

前傾が深め(約40度)

立ち方の傾向

内股気味に安定

TYPE 2

2タイプ(外側重心)

重心の位置

体の外側(肩幅の外寄り)

手足の基点

薬指側がリード

足の感覚

外くるぶし側に安定感

骨盤の傾き

前傾が浅め(約20度)

立ち方の傾向

がに股気味に安定

買い物袋を持つとき、人差し指に力が入る人は1タイプ、薬指にかかる人は2タイプの傾向があります。

05
SECTION 05

クロス / パラレルとは

クロスタイプ

A1 / B2

対角線で連動。右肩と左股関節のように体の対角線上で力が連動します。歩くときの腕振りが大きめになる傾向があります。

パラレルタイプ

A2 / B1

同じ側で連動。右肩と右股関節のように同側で力が連動します。なんば歩きのような感覚に近い動きになります。

06
SECTION 06

「軸」ってなに?
── 5ポイント理論

「軸がある」状態とは、全身がひとつにつながって動ける状態のこと。これを体幹主動(コア・インパクト)と呼びます。

P1 P2 P3 P4 P5
P1 首の付け根 P2 みぞおち P3 股関節 P4 膝 P5 足裏

4つのタイプによって、この5ポイントのどこを意識して軸を作るかが異なります。

07
SECTION 07

自分のタイプを
チェックしてみよう

01

A / B 判定

立ち方チェック

リラックスして立ったとき、足のどこに体重がかかっているかを確認します。つま先側ならAタイプ、かかと側ならBタイプの傾向があります。

02

A / B 判定

握り方チェック

ペンや箸の持ち方を確認します。指先でつまむように持つ人はAタイプ、手のひらで包むように持つ人はBタイプの傾向があります。

03

1 / 2 判定

指の基点チェック

重い荷物を持つときどの指に力が入るかを確認します。人差し指なら1タイプ、薬指なら2タイプの傾向があります。

04

1 / 2 判定

足の重心チェック

片足立ちで内側と外側、どちらが安定するかを確認します。内側なら1タイプ、外側なら2タイプの傾向があります。

05

クロス / パラレル 判定

腕振りチェック

歩くときの腕の振り方を確認します。対角線に大きく振るならクロスタイプ、同側に小さく振るならパラレルタイプの傾向があります。

チェック時の注意事項

01

力まないこと

02

「やりやすさ」で判断する

03

1つのテストだけで決めない

04

過去の習慣に惑わされない

05

左右差がある場合がある

06

体調が良いときに行う

07

他人と比較しない

08

迷ったらプロに相談を

各タイプ早見カード

A1

  • つま先重心 + 内側重心
  • 指先でつまむように握る
  • 人差し指がリード
  • 対角線で連動(クロス)
  • 骨盤は深めの前傾
  • 内へ閉じる力が得意

A2

  • つま先重心 + 外側重心
  • 指先でつまむように握る
  • 薬指がリード
  • 同じ側で連動(パラレル)
  • 骨盤は浅めの前傾
  • 外へ開く力が得意

B1

  • かかと重心 + 内側重心
  • 手のひら全体で握る
  • 人差し指がリード
  • 同じ側で連動(パラレル)
  • 骨盤は深めの前傾
  • 内へ閉じる力が得意

B2

  • かかと重心 + 外側重心
  • 手のひら全体で握る
  • 薬指がリード
  • 対角線で連動(クロス)
  • 骨盤は浅めの前傾
  • 外へ開く力が得意
SECTION 08

まとめ

タイプに「良い」「悪い」はありません。大切なのは、自分に合った体の使い方を知ることです。

他の人のアドバイスがしっくりこなかったのは、タイプが違ったからかもしれません。

無理に「正しいフォーム」を真似てケガをしてしまったのは、自分のタイプに合わない動きだったからかもしれません。

逆に、ある日突然うまくいった動きは、たまたま自分のタイプに合っていたからかもしれません。

乗馬でも日常生活でも、自分のタイプを知り、それに合った体の使い方をすることで、より楽に、より効率的に動けるようになります。